オンライン=オンライン


〜アンドレセンサー〜



アミ猫♀           少女タイプのアバター推定17歳、ジョブクラスはウィンドウィズ。
(以下もアミ猫)       声はテンション高めの女子高生をイメージ。猫っぽくロールしている。
               中の人は、大学生やってます。たぶん文系の四年制大学。
               余りまじめに学生をやっていないようだ。
               ギルド「青色ウェーブ」メンバー

レティキュル♀        大人タイプのアバター推定25歳、ジョブクラスはハイプリースト。
(以下レティ)        落ち着きのある頼れる女性といったイメージの声。
               主婦です、超主婦です。
               ギルド「青色ウェーブ」メンバー

大塚さん♂          青年タイプのアバター推定17歳、ジョブクラスはアイスウィズ。
(以下も大塚さん)      声は青年をイメージしつつも、毒を持った感じを表現してほしい。
               キャラネームから見て取れるように、ちょっと曲がってる奴。
               ギルド「青色ウェーブ」メンバー

アンドレ♂          青年タイプのアバター推定17歳、ジョブクラスはローグ。
(以下もアンドレ)      口数が少ないのでクールな印象を受ける、声もクールに。
               ただし、実はタイピングが遅いだけと言う。
               とても強烈な萌えポイントを搭載している。
               ギルド「青色ウェーブ」メンバー


配役表(計 4人 ♂:2♀:2不問:0)



(レティ)  アンドレ さんがログインしました。

アンドレ  「皆いる」

アミ猫   「いるよーいるよー、ばりばりにいるよー!」

レティ   「いらっしゃい、アンドレ」

大塚さん  「丁度暇をしていた所ですよ」

アミ猫   「ネットゲームをやりに来てるのに、暇とはこれ如何に!」

レティ   「確かに、本末転倒な感じはあるね」

大塚さん  「といっても、このゲーム特に目的がある訳でもないんですし。
       これで十分正しい遊び方だと思いますけど」

アンドレ  「レベル上げ」

大塚さん  「……えっと、その。
       まだ、心の準備が出来てないので……またの機会に」

アンドレ  「そっか」

アミ猫   「アンドレのレベリング、ハードだからねぇ」

大塚さん  「確かにあの方法は、嘘みたいな経験値効率を叩き出しますが……。
       こう、1フレームごとに精神、いや魂を削られていく感覚に陥るというか、なんというか」

レティ   「アレは、月に一回が限界だよ……あたしにはね」

アンドレ  「そう、普通だけどな」

大塚さん  「アレを普通と言い切る所が、アンドレさんの強さの源。
       これは疑いようが無いですね」

アミ猫   「データとか知識を超越して、胆力で押し切ってるにゃ」

レティ   「確かに、どんなに強烈な攻撃でも当たらなきゃ問題ない。
       問題無いんだけどさぁ・・・・・・」

アミ猫   「正に、ビニール傘を片手に自動車に挑んでる感覚にゃ」

大塚さん  「しかも、自動車は大型車両。
       ブルドーザー?ロードローラー?」

レティ   「ロードローラーに近い物をを感じるわ」

アンドレ  「軽自動車ぐらいだよ」

アミ猫   「相手が軽自動車でもロードローラーでも、そこは差して大切な所じゃないにゃ。
       問題はコッチが生身で、武器が粗悪な量産ビニール傘って所だにゃ」

大塚さん  「普通に考えると、車対車ぐらいのレベルまでは持っていくものだけど。
       ……車二台準備したらもっと別の優劣の付け方が有るけど。
       いっそのこと、首都高に行きましょう。
       スピードの世界で争ったほうがまだ精神的に楽です」

アミ猫   「剣と魔法の世界だから、高速道路はおろか満足な道路すら無いにゃ」

レティ   「剣と魔法の世界にどう言うわけか迷いこんだ暴走ロードローラーを、
       短剣だけで解体する話はこれぐらいにしない?」

大塚さん  「そう、短剣だけ。そこに魔法が入り込む隙はありません」

アミ猫   「いあ、アンドレの短剣の耐久値は魔法じゃなきゃ解決できないレベルにゃ」


(レティ)  それはさておき。


アンドレ  「質問」

レティ   「お、なんだい?」

アミ猫   「おねーさんがバシバシ答えちゃうにゃ!!」

アンドレ  「それ、どうやって出すの」

レティ   「それ?」

アミ猫   「どうやって……出すか?」

大塚さん  「バシバシ答えちゃうんじゃないんですか?
       どうしたんですかねー、おねーさん」

アミ猫   「そ、それって……どれだにゃ?」

アンドレ  「そう、それも。
       どうやってだすの」

アミ猫   「それ……も?」

レティ   「分らない項目が増えちゃったねぇ……」

大塚さん  「とりあえず、アミ猫さんが出してるモノを挙げてけばいいんじゃないですか?」

レティ   「それ、良さそうね。
       やってみましょう」

アミ猫   「アミが出してるモノ?
       語尾の にゃ とか?」

アンドレ  「それはだせるにゃ」

アミ猫   「これは!」

大塚さん  「なんと」

レティ   「意外な所から、意外な破壊力が飛んできたわね・・・・・・。
       とりあえず、続けましょ」

アミ猫   「えーと、他には・・・・・・色気?」

大塚さん  「出てません」

アミ猫   「出てるよー!こう、大人の色気が!!」

アンドレ  「いまでた」

アミ猫   「ほら、アンドレが認めたにゃ!」

レティ   「え、何?
       アンドレはセクシーさが出したいの?」

アンドレ  「レティがだしたのも」

レティ   「あら、私とした事が。
       意図せずフェロモンが出てしまったみたいね。
       私って罪な女」

アミ猫   「と、言う事は。
       アンドレが出したいのは、私のセクシーさとレティのフェロモンなんだにゃ」

アンドレ  「ちがう、いまでてない」

アミ猫   「あらら……」

大塚さん  「いや、アンドレさんがフェロモンやらセクシーさを出してどうするんですか。
       ネカマでもやるんですか?
       タイピングすらままなってないのに?」

アンドレ  「いまでた」

大塚さん  「へ?」

アミ猫   「お!大塚さんっちも、アンドレのセクシーセンサーに引っかかったにゃ!」

大塚さん  「んなばかな!?」

アミ猫   「どう、セクシーウィズ系アイドルデュオとしてネットアイドル界に飛び込んでみる?」

大塚さん  「セクシーウィズ系ってなんですか、セクシーウィズって」

アンドレ  「いっぱいでてる」

アミ猫   「ほら、私達の会話にはこんなにもセクシー成分が含まれているのにゃ!!」

レティ   「わかったわ!アンドレの求めているもの!!」

アミ猫   「おおっと、ここで名探偵だにゃ!」

大塚さん  「それで、一体それは?」

レティ   「エクスクラメーションマークとクエスチョンマークよ!」

アンドレ  「えくす、くすちょん……」

大塚さん  「コレと、コレのことです」   チャット画面上では!と?を表示。

アンドレ  「そう、それそれ」

アミ猫   「なんだー、セクシー&フェロモンじゃなかったのかにゃ」

レティ   「さぁ、そうとわかれば。
       さくっと教えてあげましょ!」

アミ猫   「おーーーー!!」


アンドレ  「出来た!!」

大塚さん  「shiftボタンの事を教えるのって、こんなに体力がいるんですね……」

レティ   「片方のボタンを押しながら他のボタンを押すって、
       最初の頃は中々理解しがたかったのを思い出したわ……。
       あの頃は若かった」

アミ猫   「確かに、最初の頃はどのボタンを押していいのかわからなかったにゃ」

アンドレ  「ローマ字入力を覚えるの、大変だった」

レティ   「あ って書いてあるところ押しても あ が出てこないのよね。
       入力モードを弄っちゃって四苦八苦したのも、いい思い出だわ」

アミ猫   「そうそうー。
       そういうの思い出すと、最近の子は難なくパソコンを使いこなしてるし。
       その辺、流石だと思うにゃ」

大塚さん  「そうですか?
       周りの奴も普通にやってるんで、すんなり覚えちゃいましたけど」

アミ猫   「ジェネレーションギャップだにゃ」

レティ   「ジェネレーションとか言わないでよ。
       歳を意識しちゃうじゃない」

アンドレ  「本当に今の子はパソコンに詳しいと思う」

レティ   「文章作成ソフトや表計算ソフトを使えるだけでもてはやされた時代が懐かしいわ」

アミ猫   「もう、既に標準装備スキルと化しているにゃー。
       課題の作成にもパソコンが必須だしにゃ」

アンドレ  「これから、どうなるんだろう?」

アミ猫   「さぁ?
       全くもって予想がつかないにゃ」

大塚さん  「なるようになりますよ。
       自分は時間なんで落ちますね」

レティ   「お疲れさまー」

アミ猫   「ばいにゃー」

アンドレ  「今日はありがとう」

大塚さん  「ではでは」

レティ   「さて、どうする?」

アンドレ  「レベル上げ、行く?」

アミ猫   「そ……それは、またの機会で頼むにゃ」

アンドレ  「わかった!」

レティ   「まったく……アンドレが楽しそうで何よりだわ」





台本置き場に戻る


!や?があるだけで、文章に表情がつくというか、なんというか。
表現の幅がグンと広がりますよね。


---------------------ネットゲーム用語解説集---------------------


ウィズ-ウィザードの略


inserted by FC2 system